2008年11月2日日曜日

路傍の貴顕 その9

  

 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 生命は、平板な時の流れの中に生じた小さな渦巻です。それは実体ではなく、単に一過的な現象にすぎず、早晩に跡形もなく消え去ってしまうものです。
 
 しかしそれは、今、ここに、厳として存在し、確乎たる光輝を放っています。最も重要なのは、その光輝が放たれたということ、つまり、生命の証が悠久の時の流れの中のひとつの刹那に刻み込まれたということなのです。
 
 路傍にひっそりと咲く野生の花たちも、自らの生の証をしっかりと時の中に刻み込んでいます。花は、単に虫たちを呼び集めるための広告塔というだけではなく、彼らの生命の精華であり、「時」に向かって投げかけられた光輝そのものなのです。
 
 

2008年10月25日土曜日

武庫川でボート

 
 
 
 10月19日、子供と武庫川に行ってきました。子供のお目当てはボートです。夏の間何度か来てみたのですが、ずっとボート屋さんが営業していなくて、子供は待ちに待っていました。
  
 
 透明度を増した陽光とさわやかな風の中、子供は嬉々としてあちこち漕ぎまくりました。
 
 ぼくも、ほとんど水をかけられることもなく、水上のひとときを楽しみました。
  
 
 

2008年10月1日水曜日

須磨水族園

 
 
 
 9月28日、子供と須磨水族園に行ってきました。

 
 
 子供は、イルカショーを前の方で水しぶきを浴びながら眺めたり、ピラニアの餌やりに興味深げに見入ったり、タッチプールでヒトデやウニをいじくったりして、すごく楽しんでいました。
 
 

 でも、一番楽しかったのは、付属の遊園地だったようです。

 


2008年9月22日月曜日

路傍の貴顕 その8

 
 





 
 ぼくは秋に生まれました。そのせいか、風が優しくなり、虫たちが静かな交響曲を奏で始めると、ああ、また1年が過ぎ去ったんだなあ…という感慨に捉えられます。
 
 そして、透明度を増した陽光の中に佇む花たちが、ぼくに「おめでとう」と囁いてくれているように感じます。
 
 実際のところ花たちにそんなつもりは毛頭ないにせよ、ぼくにとっては、自然からの何よりのバースデープレゼントです。
 
 
 

2008年9月7日日曜日

路傍の貴顕 その7

 

   
 
 
 
 
 
 
  

 空地や堤防に、ある花が群生していると思ったら、しばらくすると、別の花に入れ替わっています。それらもまた、いつしか、次の花たちに場所を譲っています。
 
 野生の植物は、自らに与えられた時をちゃんと知り、それをきちんと守って他の植物と共存しています。
 
 彼らの規律正しい生き方を見ていると、電車の入口に我先に突進したり、車で無理な割り込みをしたりする一部の人間のやり方が、同じ人間としてたいへん恥ずかしくなります。



  

2008年8月16日土曜日

ウオーターランド

 
 
 8月14日、子供と兵庫県伊丹市の県立西猪名公園に行ってきました。
  
 ここには、ウオーターランドという施設があります。泳げるほどの水深のある場所はないのですが、いろいろな水遊びができます。小学校低学年までならば、十分楽しめます。
  
 一番人気はウオータースライダーで、これは大人でも結構楽しめるレベルです。うちの子も、何度も何度も並んで、大いに楽しんでいました。
 


 ぼくは、大いに日焼けしました。背中が痛い…。

 
 
 
 

2008年8月12日火曜日

夏空のオーロラ

 
 





 
 
 子供の頃から、1度オーロラを見てみたいと、ずっと思っています。極地の夜空に展開される壮麗な天空ショーはいかばかり感動的なものか、想像しただけで震えが来るほどです。
 
 でも、その願いがかなう日は、なかなかやって来そうにありません。こればかりは、いくらテレビや映画が進歩した現代でも、実物に勝る映像は期待できませんしね…。
 
 しかし、地球の空を彩るのは、何もオーロラだけではありません。朝や夕べに、刻々と移り変わる素晴らしい形状と色彩を展開する雲たちも、オーロラに負けず劣らずのダイナミックな天空ショーを見せてくれます。 
 
 まずは、こちらを充分楽しむとしましょう。


  

2008年8月5日火曜日

路傍の貴顕 その6

 
 
 
  
  
 
 

 

 

  

 

 
 


 

 今年もたいへん暑い夏になりました。ぼくはもうヘニャヘニャにしおれていますが、野生の花たちは、凛と、涼しげに咲き香っています。

 その姿を目にすると、冷たい生ビールをグイっと飲んだ時以上に爽やかな気分になれます。

 

 

2008年7月20日日曜日

武庫川で虫取り

 

  



 やっと梅雨が明けきった感じで、すっきりと青空が広がりました。ジメジメした蒸し暑さはなくなりましたが、ガンガンとストレートな暑さが襲いかかってきました。

 ぼくは早くもグロッキー気味ですが、子供は元気いっぱいです。「虫取りがしたい!」と言うので、武庫川に出かけました。

 

 

 子供は、セミに忍び寄ったり、トンボやチョウを追いかけまわしたり、暑さをものとせずに楽しんでいました。

 

 

 子供だけで、セミとチョウとトンボを、合わせて10匹ほど捕まえました。

 最後に全部逃がして帰路につきました。