2008年9月22日月曜日

路傍の貴顕 その8

 
 





 
 ぼくは秋に生まれました。そのせいか、風が優しくなり、虫たちが静かな交響曲を奏で始めると、ああ、また1年が過ぎ去ったんだなあ…という感慨に捉えられます。
 
 そして、透明度を増した陽光の中に佇む花たちが、ぼくに「おめでとう」と囁いてくれているように感じます。
 
 実際のところ花たちにそんなつもりは毛頭ないにせよ、ぼくにとっては、自然からの何よりのバースデープレゼントです。
 
 
 

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